帰還


帰って参りました。
アンコールワット良かったなー。
シェム・リアップには惚れた。
ええ国。ええ国。カンボジア。埃っぽいけど。ハエがブンブン飛んでいるけど
みんな、目が合うとほほえんでくれる。


女の子もかわいいし。飯もうまい。
本当に穏やかな人々。子ども達も人なつこくて、本当みんな笑ってる。
アンコールの遺跡群は、アンコールワットとか、バイヨンとかは、
街から自転車で回れる、くらいのコンパクトな配置なんだけれども、
一つ一つの遺跡の濃度の濃いこと濃いこと。


アンコールワットのみで一日つぶれるくらい、見所満載。
ああ、さすが世界的な観光地、例えば、奈良、京都とか、タージマハールとアーグラ城、
カトマンドゥ盆地とかに匹敵するようなレベル。


宿を取ったゲストハウスも、清潔で、快適でした。
クラークの女の子がかわいかった。
ネパールもほほえみの国だけれども、ちょっとカンボジアいいなと思ったのは、
女の子も話しかけてくれるし、仕事で前線にたっている。


ネパールでも仲良くなるとフランクに女の子でも話してくれるけど、
そこまで行くのに結構時間がかかったりする。
そういう意味ではなんか、なごむというか、なんというか、美しい国です。


バンコクはもう、ひたすら都会。
全然都会。
新世界、天王寺、寺町、四天王寺松屋町に至るあの大阪の界隈が、饐えた臭いと、
仏教と、前現代的、現代的なショッピングモールが、
膨張して、二次元的に東京くらいの面積を持ったという感じ。


僕は、ヒッピー達の吹きだまりカオサンのはずれに宿を取って、観光。
カオサンは、ヒッピー達のテーマパーク。すばらしい様式美。
ニューデリーのナヤンバザールとネパールのタメルも見てきたけれども、
ほとんど、これらはディズニーランドみたいなもので、
欧米人のヒッピー達が作り上げた彼らに都合良いように出来た街。


でも、以外と、薬の売人には出会わず。
ナヤンバザールや、タメルには掃いて捨てるほどしたし、
どこからか、マリファナのにおいが漂ってきたものですが、
カオサンはその辺は割と健全なのかな?


バンコクは高度経済成長で、先頭を走る集団と、置き去られた人々の、
分裂っぷりがすがすがしい。
インド以上か?
メルセデスBMWがばんばん走る、道路の片隅には、
乳幼児を抱えたお母さんが物乞いをしている。


全身火傷でケロイド状になって、手が癒着していていて、
うまく動かせそうにないひとや、義足の人が物乞いをしている。
彼らが少し顔を上げれば、歩きながら女子高生が携帯電話で話をしている。
そんな街。そういう意味でのバックアップ体制できあがっていないのか、
機能していないのか、やる気がないのか、旅行者の僕には分からない。
その辺を、どういう風に帳尻を合わすのかがタイの大きな課題だろうな。


とりあえず、雑感。