記憶に残らない日

特に何もない一日。
ふつうの土曜日。1年後、今日した事はまるで覚えていない。
そんな一日でした。


少し、変わったことといえば、髪を切ったのと、
4月始まりの手帳を買ったことぐらい。
その他は、土曜日のルーティーンをこなした、それだけの一日。
なんだか幸せだ。


ビールを飲みながら、横目で亀田君のボクシングを観る。
彼の試合を観たのは初めてで、
世の中でいわれているほど、ひどくない。
ボクシングのことなんてよく分からないけれども、いい試合をしている、そう思う。
ああ、もう少し、ほんの少し、辰吉レベルくらいまで一般常識を教育されていれば、
いいチャンピオンになれたのにな。きっと。


かわいそうなくらい、口の利き方を知らない。
あれでは、おそらく、一般生活を送ることさえ困難であろう。
言語運用が下手で、ボキャブラリーの幅が全くない。
異常に高圧的で、他者に対する尊敬が彼の口から伺えることはない。
たぶん、会って話したらそんなに変な奴じゃないと思うんだけど。。。。


でも、赤井英和なんかも同じような経歴で
同じようなキャラだったんだろうけど、全然お茶目だよね。
なんで、亀田君は嫌われるのだろうか??


まあ、亀田君は明らかにボクシングに関してはエリートで、
その練習のために、外部社会との交流を断ち切って、コミュニケーション能力を開発する、
機会がなかった、そういうことかな?


赤井英和は、いわゆる不良だったようだけれども、
不良というのかかなり濃密な人間関係を構築している人たちなので、
その辺は決定的に、異なるだろうな。
亀田君は、不良とかヤンキーのキャラを演じているのだけれども、
彼ほどまじめな人はいなくて、親の引いたレールまっしぐらの、
星飛雄馬みたいな人だものね。


でも、例えば、横峯さくらも似たような境遇に思えるんだけれど、明らかにかわいい。
やっぱり口の利き方があまりにもひどいのが、問題なんだろうね。
亀田君に関しては。