最近読んだ本


このところ、結構良いペースで本呼んでます。
読んだ本と、その本についての一言。


まず、

 貨幣論, 岩井克人, ちくま文庫, 1998

久しぶりに呼んだ、かなりヘビーな理論の解説本。
マルクス資本論を下敷きに、著者独自の貨幣論を繰り広げる。
面白かった。でも、難しかった。
なんせ、資本論が標準なので、単語が分からない。
価値形態とか、交換過程論とかリンネルとか。。。。。


ということで、読み終えるまで結構時間かかりました2週間くらい?
そして、副読本として、

 「資本論」の教室, 川上則道, 新日本出版社, 1997


を、読みました。資本論の解説本を生協で探して、二冊あったうちの1冊。
僕が持っている本は第6刷、2000年なのでわりと売れてる本なのかな?
内容的にはあんまりまじめに読んでないので、何とも言い難いのですが、
あーマルクス主義だって感じ。でも、まあ手頃です。


そして、次は、

光と物質の不思議な理論, R. P. ファイマン, 岩波書店


もう、脱帽。やっぱファイマンは最高。
スーパーマンですね。
アインシュタインなんかより、影響力は上かも。
とにかく、おもしろい。わかりやすい。
研究はやっぱ愛があってこそだよね。


次は、

反戦略的ビジネスのすすめ, 平川克美, 洋泉社, 2004


平川さんは内田樹先生の盟友で、リナックスカフェの社長さん。
まだ、まだ、僕には準備が出来ていない本。
内容がとても、重要で示唆に富むことは分かるんだけれども、
まだ腑にはおちない。また、仕事初めてから読もっと。



そして、これははずせない


無思想の発見, 養老猛, ちくま新書, 2005


すごいよ、養老猛。
人間科学で出し切ったのかと思っていてら、
この本は、養老猛を読む上で重要な一冊。
日本の宗教観についての鋭い看破。
無思想であるということはじつは仏教的であるという、
コペルニクス的?てんかい。そうなんです。
僕たちの身体、思考のフレームワークは仏教で出来ているんです。
どんだけ、がんばっても。これはくつがえらない。
日本語で考え、日本語に動かされる僕たちは、仏教的にならざるを得ないのです。


最後に、

経営者の条件, P. F. ドラッカー, ダイヤモンド社, 1995


ドラッカーはちょっと前から気になっていて、呼んでなかった人。
去年暮れくらいになくなっている。
たまたま、紀伊国屋で発見して衝動買い。
この著作は、知識労働者がいかに、どうやって働けば、
成果を残すことが出来るかということをこれでもかというほど、しつこく書き連ねている。
面白かったです。ひじょうに。


僕も、この春から知識労働者の端くれとして、いろいろなヒントをもらいました。
エクゼクティブですよ、エクゼクティブ。


以上、最近呼んだ本でした。